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3. 会社更生手続

(1) 会社更生手続の意義

(イ)
会社更生手続とは
  • 会社更生手続とは

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  • 会社更生手続は、民事再生手続と同じ再建型の倒産手続ですが、株式会社のみを対象とし(会社更生法1条)、民事再生手続よりも厳格かつ強力な手続とされており、民事再生手続の特別手続です。
  • 再生手続と比較した会社更生手続の特徴としては、第一に、必ず管財人が選任されるという点です。第二に、担保権者は更生担保権者として、その権利実行が禁止され、その権利内容を更生計画で変更できる点です。第三に、更生計画の内容として、会社分割・合併・株式交換・株式移転等の多様な組織再編行為が認められ、様々な会社法上の特則が設けられている点です。これにより、組織再編による再建が容易になり、実務上も、100%減資とスポンサーヘの増資を組み合わせた更生計画が多いようです。第四に、更生計画の遂行が確実と認められるまで手続は終結しません。
  • 以上のような特徴がある更生手続は、厳格であることから、相当の時間がかかるため、大規模な株式会社に対する適用が予定されているといえるでしょう。さらに、事業に不可欠な資産に担保権が設定され、担保権者との間で担保権を実行しないよう理解を得ることが困難な事案や、再建のために組織の再編やM&Aが不可欠な事案に適しているといえます。