携帯電話の方はこちらからお入り下さい。

6. 特定調停

(1) 特定調停とは

  • 特定調停とはどのような手続ですか

  •  
  • 特定調停とは
    (1) 特定調停とは、支払不能や債務超過に陥るおそれがある債務者、または、事業の継続に支障を来すことなく弁済期にある債務を弁済することが困難な債務者(特定債務者といいます)とその債権者その他利害関係人間で、債務の減免、弁済猶予、担保権の変更等の権利の変更によって、債務者の経済的再生を図るための調停の一種です。
    (2) 特定調停の利用は圧倒的に消費者金融等の多重債務を抱えた消費者が多いです。企業が特定調停を利用する場合、取引債権者に対しては債務全額の弁済をし、銀行等の金融機関についてだけ債務減免ないし弁済猶予等を求めるというのが典型です。
  • 特定調停の特色
    (1) 特定調停の最大の特色の一つは、完全合意型の手続である点です。特定調停が成立するためには、全ての債権者の同意が必要であり、調停に代わる決定で解決するとしても、債権者が異議を述べないことが必要です。
    (2) 次に、裁判所が一定程度関与する手続であることから、私的整理とは異なり、手続の透明性や債権者間の公平性は一定程度確保されます。また、裁判所が関与することから、私的整理では成立しないような合意が成立する可能性もあります。
    (3) さらに、特定調停においては、裁判所で行う手続とはいえ、破産等の法的倒産手続のような手続機関がないため、簡易、迅速、廉価な手続といえます。