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3 再建型、清算型を見極める財務分析

(1)総論

会社が営業不振に陥り、倒産状態となった場合には、経営陣はまず会社が現在置かれている状況を正確に把握する必要があります。倒産状態になると、通常はきちんとした経理処理がなされなくなり、その場しのぎの事業展開となってしまうことが往々にしてありますが、再建型・清算型いずれかの選択を行うにあたっては、まず自社の状態を見極めた上で判断を下すことが重要となります。
具体的には、資産や負債の正確な現在価値の調査、債権者構成、倒産に至った原因、将来の主要事業の見通し、役員や従業員の動向等、現状を詳しく分析します。
法的整理や任意整理を行うか否か、行うとしていかなる手続を行うべきかという選択は、前述したように、会社経営者の意欲、従業員や債権者の立場及び今後の展望等多くの判断材料があります。
同時に会社財務状況の分析は経営者の判断にあたって非常に大きな材料になるため、この項では財務面から見た判断要素を取り上げます。